リハに役立つモニター心電図の見方!洞房ブロックの病態と心電図波形!
洞房ブロックは、上室における刺激伝導障害です。今回、リハに役立つモニター心電図の見方として、洞房ブロックの病態と心電図波形についてまとめていきたいと思います。
目次
リハに役立つモニター心電図の見方!洞房ブロックの病態と心電図波形!
心電図モニターの読み方や心疾患についてのおすすめ書籍
スポンサーリンク
心電図モニターの読み方や心疾患についてのおすすめ記事
- リハに役立つ、心房細動(AF;心房筋の不規則な興奮)のモニター心電図の見方!
- リハビリに役立つモニター心電図の読み方!波形の名称と電導刺激系!
- リハに役立つモニター心電図の見方!3度房室ブロックの病態と心電図波形!
- リハに役立つモニター心電図の見方!2度房室ブロックの病態と心電図波形!
- リハに役立つモニター心電図の見方!1度房室ブロックの病態と心電図波形!
- リスク管理につながる!心臓リハビリテーションに必要な血液データの読み方
- 心臓リハビリと虚血性心疾患、心不全!リスク管理のための症状の理解!
- 心臓リハとリスク管理!血圧異常と不整脈の基準とリハ中止、ドクターコール!
- 心臓リハビリテーションにおける運動強度!ATレベルの運動処方とは!
- 循環器疾患リハ(心臓リハ)におけるリスク管理!運動が禁忌の病態を理解する!
洞房ブロックとは
刺激伝導系を復習
刺激伝導系による電気刺激が伝わっていく経路としては、
①洞結節
②房室結節
③ヒス束
④右脚、左脚
⑤プルキンエ繊維
となります。
このような刺激伝導により、心臓は心房から心室へと収縮していきます。

洞結節、心房、房室結節、ヒス束を合わせて上室と呼びます。
房室結節、ヒス束を合わせて房室接合部と呼びます。
洞房ブロックの刺激伝導の特徴
前途した、刺激伝導系の経路に沿って、洞房ブロックの特徴を説明していきます。
洞房ブロックでは、刺激の発生部位である①の洞結節は規則正しく機能(規則正しいリズムを刻む)しています。
洞結節と心房間の刺激伝導が障害されている状態です。
それ以下(上記の②→⑤)における刺激伝導も行われません。
つまり、心房、心室の興奮が起こらないということになります。
スポンサーリンク
洞房ブロックの病態と心電図波形
洞房ブロックにおける刺激伝導の特徴は前途した通りです。
その特徴から、心電図モニター波形の特徴を考えていきます。
洞結節と心房間の刺激伝導が障害
それ以下(上記の②→⑤)における刺激伝導も行われない
→それまでの刺激伝導のリズムから予測される位置にP波が現れない
それ以下(上記の②→⑤)における刺激伝導が行われない
→QRS波が現れない
洞結節は規則正しく機能(規則正しいリズムを刻む)
→PP間隔は延長する (多くはそれまでの間隔の2倍(整数倍))



