脊椎圧迫・破裂骨折で寝る姿勢はどうする?寝るときのコルセット装着は?

目次

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脊椎圧迫骨折とは

脊椎圧迫骨折は高齢者における3大骨折のうちの一つとされています。

3大骨折には以下のものがあります。

 ・橈骨遠位端骨折
 ・大腿骨近位部(頚部、転子部)骨折
 ・脊椎椎体骨折(圧迫骨折)

これらの背景には骨粗鬆症があり、脊椎圧迫骨折は転倒などで尻餅をついたりすることで発症しやすい骨折です。

脊椎圧迫骨折は胸椎と腰椎の移行部に多く、受傷機転がはっきりしない場合もあるとされています。

主な症状は骨折部の痛みで、多発性(脊椎のさまざまな箇所に骨折がある状態)の場合、円背や低身長化が生じるとされています。

重症の場合、神経症状を伴う場合や痺れや運動麻痺が生じる可能性もあるため注意が必要です。

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脊椎圧迫・破裂骨折の違いと注意する事

まずは、脊椎圧迫骨折の特徴について見ていきます。

脊椎圧迫骨折では、骨折が椎体の前壁(お腹側)にある状態で止まります。

また、神経症状(運動麻痺や痺れ等)は伴わない事が特徴とされています。

次に、脊椎破裂骨折について見ていきます。

脊椎破裂では、骨折が椎体の後壁(背中側)にある状態です。

骨片が脊柱管(脊髄神経の通り道)に突出すると神経症状が出現する場合があります。

そのため、破裂骨折の場合、より慎重に日常生活指導やリハビリテーションを進めて行く必要があります(遅発性の神経障害という)。

脊椎圧迫・破裂骨折と寝る姿勢

脊椎圧迫骨折や脊椎破裂骨折において、骨癒合促進のために、寝る姿勢にも注意を払うことが大切になります。

この時注意するべきポイントは「ベッド角度」です。

傾斜がなくフラットな ベッド上仰向けでは、骨折部の背骨に負担がかかります。

ベッド角度20〜30度にすることで、骨折部への負担を軽減する事が可能です。

横向きと仰向けでは横向きの方がよいとされています。

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脊椎圧迫・破裂骨折ではなぜ横向きで寝る方が良いのか?

脊椎圧迫・破裂骨折で横向きに寝た方が良い理由を考えていきます。

仰向けで寝る場合、仰向け姿勢を長時間とると、椎体には離開(骨同士が離れてしまう)が生じやすくなります。

骨癒合期間中に体幹伸展(背中を反る動き)が強制されることで、骨折部が離解して椎体内に隙間ができ、骨片の異常な動きが生じる可能性があります。

すると、偽関節(骨がくっついていない(骨癒合していない)状態)になる可能性が高まります。

偽関節が生じてしまうと骨折部が不安定になり、痛みが長引いてしまうなどの不利益につながる可能性があります。

一方、横向きで寝る(側臥位)場合を考えます。

横向きで寝る場合、背骨(椎体)には離開(骨同士が離れてしまう)が生じにくい事が考えられます。

そのため、脊椎圧迫・破裂骨折では寝る姿勢は横向きの方が良いとされています。

脊椎圧迫・破裂骨折 寝る時のコルセット装着は?

脊椎圧迫・破裂骨折において、寝る際のコルセット着用については患者様からよく質問を受ける事があります。

基本的には、医師の指示に従う事が原則となります。

骨折初期や骨折部が不安定な場合は寝る際も装着する事が重要です。

起き上がり時にコルセット装着が自分でできない、もしくは忘れてしまう場合、寝る際もコルセット着用が重要になる場合があります。

コルセットが皮膚に当たり痛い場合、間にタオルを挟むなどして痛みを軽減させる工夫を行います。

許可があれば、固定を少し緩めて寝れる場合もあります。